大井ふ頭という大きな島に「東京港野鳥公園」があります。
その名前のとおり公園のなかは野鳥たちの楽園です。
公園のなかは自然に近い風景になるようにつくられています。
鳥たちはとても怖がりなので、人間が近づくと逃げてしまいます。
ですからわたしたち人間のほうが小屋のなかから
鳥たちのすがたをみるようになっています。
公園内の「ネイチャーセンター」では鳥たちのことを調べることができます。
それでも見なれない鳥たちのことはなかなかわかりませんが、ご安心を！
自然のことに詳しい「レンジャー」がいろいろと教えてくれるんです。
園内はとても広いうえ、鳥たちのことを学びながらすごすには、
半日くらいはみておきたいところです。
東京の小さな自然を楽しめる公園です。

交通
ＪＲ「大森駅東口」、京急「平和島駅」または「大森海岸駅」から
「京浜島・昭和島・城南島循環・大田市場行き」の京急バスで
「野鳥公園」下車。徒歩5分。

ＪＲ「大井町駅東口」から「品川駅東口駅行き（品98甲）」の都バスで
「東京野鳥公園」下車。徒歩5分。

東京モノレール「流通センター駅」下車。徒歩15分。

正門です。環状７号線に面しています。
坂道を上っていくと管理事務所があります。

正門に向かって少し左よりに駐車場の入口があります。
通りすぎてしまうと戻るのがたいへんですから気をつけて。

管理事務所です。高原のロッジ風の建物がよい感じです。
ここでガイドマップを手に入れて、さあ、野鳥の世界へ！

中にはいると広〜い芝生広場があります。
お弁当を食べるのにちょうどよいべンチなどもあり、
ピクニック気分でくつろぐことができます。

ここは東観察広場です。
このようにカベのすきまから双眼鏡で鳥たちを観察します。
双眼鏡は備えつけられているので、手ブラでもだいじょうぶ。

双眼鏡をのぞけばこのとおり。
水辺でくつろぐサギやカモたちをみることができます。
 

ネイチャーセンターの2階です。
ここは建物のなかなので、夏は涼しく冬は暖かい。
自然を楽しむにはそぐわないかもしれませんが、
寒い冬の日にはとてもありがたいものです。

同じくネイチャーセンター２階です。
ここにも双眼鏡がありますので、ゆっくりと観察できます。
わからないことはレンジャーにたずねてみましょう。
きっとやさしくおしえてくれるはずです。
 

野鳥公園はオープンから20年ちかい歴史があります。
園内はできるだけ自然のすがたにちかづけるよう管理されています。
すぐそばを通る高速道路の騒音さえなければ、都会にいることを
忘れさせるほど自然の景色がすばらしい場所です。
この公園を守るためにここでは入場料がかかります。