かけはし誌上コラム(かけはし掲載分) 羽田鉄工団地協同組合





労働衛生コンサルタント北條先生

岡部保健師
最新号(令和2年3月)
3月 ヒートショックについて


令和2年3月

 羽田鉄工団地の皆さんこんにちは。
 早いものでもう3月になりました。暖冬のせいでしょうか梅も桜も例年よりも早いようです。
今一番の話題は1月末からの新型コロナウイルスが国内で伝播していることです。
豪華客船のことも連日報道され船名もすっかり有名になりました。
 大田区の病院の看護師、医師も感染してしまい病院が閉鎖する事態となりました。最初に感染した個人タクシーの組合事務所も私のクリニックの近隣にあり刻々と変わるニュースに注目しています。
 新型コロナウイルス肺炎のニュースと同じ時期に野球の野村監督が亡くなったと報道され多くの野球ファンに惜しまれました。
その後のニュースで野村監督はお風呂の中で亡くなったと聞きました。
 そこで今回はヒートショックについて調べてみました。ヒートショックとは急激な温度差によって起こる体調トラブルのことです。
暖かい部屋から寒い部屋へ移動することによる温度変化が体に与えるショックのことを言います。
暖かい居間(リビングルーム)から気温の低いトイレやお風呂場の脱衣所へ移動して行動する際は注意が必要です。寒い部屋で脱衣して血管が収縮すると血圧が急務に上昇します。お湯に浸かって体が温まることによって血管が拡張し血圧が下がってしまうことになります。このように血圧が急激に変動して脳や心臓に悪影響を与えます。

 高齢者は特に注意が必要です。
食後すぐの入浴や飲酒後の入浴は避けてください。
高齢者は入浴する際に家族に声をかけてから入浴してください。
ヒートショックを起こしやすい人として@65歳以上、A狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞の病歴のある方B不整脈、高血圧、糖尿病等の持病のある方C飲食直後に入浴習慣のある方(飲食後1時間以上空ける)D薬を飲んだ直後の入浴E42度以上の熱い風呂
が好きな人は要注意です。年間約17,000人の方が入浴に関連して死亡しています。(ヒートショックによる死亡です。19,000という数字もありました。)
 そのうち高齢者は14,000人と推定されています。
約9割以上は65歳以上の高齢者といわれています。高齢化がすすんでいますのでヒートショックによる死亡者は年々増加しています。
交通事故死の4〜5倍の方がヒートショックで亡くなっています。寒い時期の入浴は気をつけましょう。


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