| かけはし誌上コラム(かけはし掲載分) | 羽田鉄工団地協同組合 |


| 最新号(2026年8月) | |
| 8月 | 「災害後の心と身体のSOSに耳を傾ける」 |
「災害後の心と身体のSOSに耳を傾ける」
羽田鉄工団地の皆様、こんにちは。7月28日(火)
16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生し、宇城市氷川町にて最大震度7が観測され、九州の広い範囲にわたって強い揺れが観測されました。
皆様におかれましてはお変わりございませんでしょうか。10年前の2016年に熊本地震があり、再び
大きな地震が発生したことで、心が折れそうな気持ちになります。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
災害後の心身の反応(発生直後)
地震や豪雨、火災や事故、災害など、突然の被災により、当事者や家族、その支援者などは、不安や心配、怒りや悲しみ、抑うつ等の、さまざまな感情に直面します。さらに、不眠や食欲低下、感情の高ぶり、強い不安など心身の反応は誰にでも起こりうるものです。大きなストレスを受けたときに起こる正常な反応であり、時間の経過とともに自然と回復することが多いです。被災の度合いや直接的被災の有無に関わらず、心身の反応は起こる可能性はあります。
災害中期の心理的反応
発災後、1か月から数か月すると、次第にインフラが復旧し、元の生活に戻る人もいれば、避難生活が続く方もおり、生活状況に多様性が生じます。長期間の避難生活による疲労や体調の悪化などが生じやすくなります。また、被災による喪失体験、孤独感や絶望感などが生じる時期ともいわれています。
災害中期における注意が必要なメンタルヘルス
特にこの時期に注意が必要な精神状態として、心的外傷後ストレス障害、抑うつ、アルコール依存があります。心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、災害の様子を強い感情と共に再体験するフラッシュバックが起こったり、些細な物音や刺激に過敏に反応する、災害に関係するものを回避することがあります。また、集中力や注意力が衰退したり、自責の念、悲嘆、不眠や食欲低下などが発災から1か月以上継続しており、日常生活に支障をきたすような場合は、専門家(心療内科や精神科)による治療が必要な状況(抑うつ状態)が考えられます。被災や喪失をきっかけに、不眠や不安、緊張感を和らげるため、飲酒量が増える場合があるといわれています。飲酒量が増えることで、アルコールへの依存が高まり、自分の意思で飲酒量や飲み方のコントロールが難しくなる恐れがあります。いわゆるアルコール依存症(アルコール使用障害)です。
身の回りに、災害後にこころのケアが必要な方を見つけた時は、そばで寄り添い・傾聴し思いを受け止める・無理をさせないことが大切なポイントです。
厚生労働省:こころの耳 https://kokoro.mhlw.go.jp/
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