かけはし誌上コラム(かけはし掲載分) 羽田鉄工団地協同組合





労働衛生コンサルタント北條先生

岡部保健師
最新号(2026年7月)
7月 「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」


「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」


羽田鉄工団地の皆様、こんにちは。今年は全国的に長梅雨のようで、すっきりとしない天気が続いていますが、皆様におかれましてはお変わりございませんでしょうか。
7月の最初の1週間は「全国安全週間」です。今年のスローガンは「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」です。

全国安全週間は今年で99回目となり、労働災害を防止するための活動、職場での安全に対する意識の高揚、安全を維持する活動の定着を目的としています。国内で発生する死亡災害は減少の傾向にありますが、休業4日以上の死傷災害は増加傾向にあります。特に、転倒や腰痛、墜落・転落などの災害が後を絶ちません。特に高年齢労働者の活躍が増えるなか、身体機能の低下に伴う転倒や腰痛による災害が増加しています。転ばぬ先の杖として、転倒災害の予防について主な対策を確認していきましょう。

転倒リスクが高い環境をチェックする
 作業通路のちょっとした段差や、コード類、設備や什器、家具に足をひっかけて転倒など、まさかと思う場所で転倒災害は発生しやすいです。職場の中にある転倒しやすい場所をまずは確認し、可能であれば危険マップを作成し見える化して職場内で情報共有することをお勧めします。

明るさの確保や手すりや滑り止めの設置
足元が暗いと、作業場や通路にこぼれた水、洗剤、油などの状況が分かり辛くなります。作業場所の照度を適切に保ち、汚染された場所は清掃し、清掃後は乾いたことを確認してください。

また、急で狭い階段や濡れた路面、冬場の凍結箇所も転倒リスクが高いです。手すりや滑り止めを設置する、注意喚起など少しの取り組みでリスクを低減しましょう。

転倒等リスク評価セルフチェック票の活用と身体機能の向上
 毎年、健康診断を受診していると思いますが、体力や身体機能の状況までは確認することができません。また、自分自身で思っている状態と実際の身体機能は意外と差があるかもしれません。厚生労働省が発信している「転倒等リスク評価セルフチェック票」は自己評価と、職場で出来る身体機能計測の結果から転倒等のリスクを評価することができます。特別な機械も必要なく計測ができるので、職場で導入しやすい取り組みとしてお勧めです。

厚生労働省HP「転倒予防・腰痛予防の取組」を検索すると、各種リーフレットや健康体操の動画など、職場で展開しやすい情報が掲載されていますので、ぜひご覧ください。
今年も暑い夏との予報です。体調管理にお気をつけて、ご安全にお過ごしください。


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